RMEのオーディオインターフェースはTotalMixというミキサーソフトで制御出来ます。
このソフト、様々な事ができて非常に便利なのですが、インストールしたてだと爆音が出る、もしくは音が出ないような設定になっています。
それを回避する為の設定をいくつか紹介します。
ハードウェアアウトのフェーダーを全部一番下(ー∞dBFS)に下げきる
インストールしたてだとハードウェアアウトのフェーダーが0dBFSに設定されています。
このフェーダーを一番下まで下げて下さい。
またはキーボードのXを押すとこの画面になるので、
0.0と書かれている緑の部分をダブルクリックしていって、下のようにして下さい。
この画面は、PCの2チャンネルの再生がアナログ1/2アウト・ヘッドホンアウト3/4に割り当てられている状態で、出力のフェーダーは下まで下がっています。
キーボードのMを押して先程のフェーダーが並んでる画面に行き、必要に応じてフェーダーを上げていってボリュームを調整して下さい。
この設定を全部のスナップショットに書き込む
右の真ん中らへんにSnapshotsがあります。ここにミキサーの状態を保存できるのですが、初期設定では先程のフェーダーが上がった状態が記録されているので、うっかり触ると爆音がロードされます。
Storeというボタンを押した後スロットが点滅するので、全部のスロットにこのフェーダーを下げきった設定を上書きしていって下さい。
Main/Phones VolumesをDo not loadに設定する。
上のメニューにあるOptionsの中のPreferencesの中断くらいにある、Do not loadの設定をMain/Phones Volumesにします。
これを設定すると、スナップショットをロードした際にメインアウトとヘッドホンのフェーダーがスナップショットの設定を読み込まなくなります。
先程スナップショットに上書きしていったので大丈夫なのですが、フェーダーの位置をロードしないように設定して下さい。
また、このPreferencesの、Disable double click fader actionsもチェックを入れて下さい。ここにチェックが入っていないと、フェーダーの上でダブルクリックをすると0dBFSかー∞dBFSにフェーダーが移動してしまい、爆音が出る事があります。
もしフェーダーをすぐに0dBFS、ー∞dBFSに移動したい場合は、WindowsではCtrlとクリックで同じ操作ができるので、そちらを使って下さい。
以上で終わりですが、おまけにおすすめの設定をいくつか紹介します。
2ROWにする
フェーダーが3段あると文字が細かくて見づらいので、右上の方の2ROWというボタンを押して、2段にして下さい。
場合によって、上のメニューのWindowから画面倍率を変更して見やすくして下さい。
使ってないチャンネルを隠す
フェーダーの上で右クリックを押すとChange Channel Layoutが出てきます。
例えば、PCからはステレオでしか再生しない、という場合は、Software PlaybackのAN 1/2以外を隠す、という事も出来ます。
光デジタルを使わなければ光デジタルのチャンネルを隠す事もできます。
MainとPhoneを設定する
今出ているのはMainだけですが、Assignを押すと設定したチャンネルを右に固定することが出来ます。
必要に応じてMain、Phone等を設定して下さい。
あと、他のインターフェースでも同じかもしれませんが、例えばマイクを録音したい場合、メーターが振れていればフェーダーが一番下でもDAWやPCに音声は行ってます。